小澤征爾さんに感謝を捧ぐ
スクーターに乗り、貨物船で63日かけて欧州へ立ち向かわれた小澤さんの行動力は、同世代の私にとって驚きでした
私は1964年、クラリネット奏者でベルリンに留学中だった夫、川崎良一の元へ3歳になる娘香子を連れて旅立った事でしたが、それは当時小澤征爾さんの、音楽にかける情熱と行動力にすごく刺激を受けたことによるところが大きいです。
グランドピアノを売って片道切符で未知の国へ旅立った私でしたが、ベルリンの地で受けた数々の体験が、今の音符ビッツの世界を拓くこととなったのでした。冒険の道を示してくださった小澤征爾様に心よりのご冥福をお祈りするとともに、感謝を捧げます。